宝の山

しかるに今の世も末法濁乱とはいひながら、ここに阿弥陀如来の他力本願は今の時節はいよいよ不可思議にさかりなり。さればこの広大の悲願にすがりて、在家止住の輩においては、一念の信心をとりて法性常楽の浄刹に往生せずは、まことにもつて宝の山にいりて手をむなしくしてかへらんに似たるものか。よくよくこころをしづめてこれを案ずべし。(御文章4帖目3通・当時世上)
はやく阿弥陀様に救われないと。いつまでも宝の山にはおれないですよ。
蓮如上人のお言葉が重たく響いたものです。