2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

触光柔軟

信をえたらば、同行にあらく物も申すまじきなり、心和らぐべきなり。触光柔軟の願(第三十三願)あり。また信なければ、我(が)になりて詞(ことば)もあらく、諍ひもかならず出でくるものなり。あさましあさまし、よくよくこころうべしと云々。(御一代記聞書) で…

思案の頂上

思案の頂上と申すべきは、弥陀如来の五劫思惟の本願にすぎたることはなし。この御思案の道理に同心せば、仏に成るべし。同心とて別になし。機法一体の道理なりと云々。(御一代記聞書) 阿弥陀さまが五劫という長い間思惟をめぐらして立ててくださった誓願に勝…

信心の沙汰

罪のあるなしの沙汰をせんよりは、信心を取りたるか取らざるかの沙汰をいくたびもいくたびもよし。罪消えて御たすけあらんとも、罪消えずして御たすけあるべしとも、弥陀の御はからひなり、われとしてはからふべからず。ただ信心肝要なりと、くれぐれ仰せら…